プリキュアオールスターズNewStage2こころのともだち・感想

簡単な感想

見に行ってきました(土曜日と今日)。

「弱い心に負けるな」というのが1つのテーマになっていると感じました。
人間誰しも心に弱い部分を持っています。自分はわりとエンエンのように引っ込み思案だったりします。そんなエンエンは。劇中で弱々しい自分から一歩踏み出そうと、怖いながらも必死に努力していました。そんな姿を見て、自分も頑張らなきゃなと思いました。できればプリキュアのみなさんに応援して貰いたいです。
見終わった後に前向きになれる、そんな映画だと思います。

見に行く際の注意

ちなみに、本作はグレルとエンエンという2人の妖精が中心となって展開します。プリキュアは彼らのサポートという役回りです。DXのようにプリキュアが所狭しと活躍する!といった内容*1を期待すると肩透かしを食らうので、見に行く際はご注意を。

以下、ネタバレ有り。

みゆきの笑顔

印象に残っているシーンの1つが、みゆきがエンエンに言伝を頼むシーンです。
先輩プリキュアたちは既に水晶と化している。そして、みゆきを含めたスマイル組5人が影の攻撃で水晶と化しつつある。そんな絶望的な状況でみゆきはドキドキ組への伝言をエンエンに頼むのですが、そのときのみゆきの表情が印象的でした。怯えるでもなく、焦るでもなく、とても穏やかな表情をしていました。
泣き虫なエンエンを刺激しないためか、はたまた笑顔の大切さを知っているからか。どんな理由にせよ、この1年でみゆきは成長したなと思わせるシーンでした。
後にエンエンがどうしたいかと尋ねられたとき、エンエンはこう答えています。

「キュアハッピーのように笑いたい!」

危機的な状況下でもあんな表情を見せられたら、エンエンが目標にするのも当然だなと思いました。

きちんと反省したら、またやり直せばいい

「弱い心に負けるな」とは言っても、時には負けてしまうこともあります。学校をズル休みしたくなったり、宿題をやらなかったり、夜更かしをしてしまったり。そんなときでも、やってしまったことはきちんと反省して、次からはまた頑張ればいい、といったメッセージが込められていると思いました。
暴走した影に襲われているグレルたちを助けに来たのがパッションとビートというのがその一例です。グレルへの「やり直せる」という励ましの言葉は、昔過ちを犯していたパッションとビートだからこそ大きな意味を持つのだと感じました。
また、最後のシーンでは先生が次の言葉をグレルにかけています。

「学校は学ぶところだ。グレルがたくさん学んでくれて、先生はうれしい。」

反省しているグレルに対して、怒るのではなくこういう言葉をかけてくれるなんて、優しい先生だと思いました。
最近は、一度でも失敗したら厳しく罰するべきだという風潮が強い気がします。ですが、きちんと反省するならばそれほど厳しく罰せず、その後の更生に期待するというあり方をもう一度考えてみてもいいのでは?と思いました。

その他

・まさか納豆餃子飴が出てくるとはwしかし、頼んでおきながら自分は食べずに他の人に進めるとは、ありすはどSですね。
・影にスマイルパクトを取られそうになったとき、「曲者!」と手で払うれいかさんがかっこよかったです。個人的にはれいかさんの一番の見せ所かと。
・ポップがなかなかかっこよかったです。出番は少なかったものの、グレルとエンエンをキャッチするシーンでは「よくぞやってくれた!」と思いましたし、影の攻撃をかわしつつ妖精をパートナーの元へ運ぶシーンは手に汗握りました。
・ドキドキ組は劣勢。太陽も落ちかけている。そんな中でようやくコミューンがなぎさの手に渡ったところでは燃えましたね。これでこの絶望的な状況を覆せる!と。
・先輩風を吹かすピースにほのぼのとしてしまいました。雰囲気的にはソードのほうが先輩ですよね。
・安心安定のマリン。ホントいいキャラしてます。

*1:まだDXのようなお話を期待している人も少なからずいる気がします。「オールスターズ」を冠しているのでそういった期待もわからなくはないです。でも、NewStageになって変わったんだということをもう少し周知したほうがいい気がします。