きんかん!

柑橘類の果物でも虫刺されの薬でもなく

いよいよ明日は金環日食ですね。
私は日食めがね等は買ってないので直接は見る予定はありません。私の住んでいる地域は部分日食止まりなので、めがねを買ってまで直接見よう!という気が起こりませんでした。今の世の中にはネットのライブ配信*1という便利なものがあるので、そちらで金環日食を見ようかと思っています。
ちなみに、日食めがねを使って直接日食を見ようと考えている方、日食めがねの中には粗悪品もあるのでご注意*2を。
あとは、直接見る以外にもピンホールを使う*3と太陽が欠ける様子を見ることができますね。

皆既と金環

日食には次の3つの種類があります。

このことを聞いた時にふと疑問に思ったのが、「どうして月が完全に太陽を覆う日食が皆既日食と金環日食の2種類あるのだろう」ということでした。当時は「まさか月や太陽の大きさが変化するのか!?」などと考えてました。
この疑問が解決したのは、ケプラーの法則を聞いた時でした。ケプラーの法則とは、ケプラーがそれまでの観測記録から導き出した惑星の運動に関する法則です。ポイントとなるのは第1法則*4です。

惑星は太陽をその1つの焦点に持つ楕円軌道の上を運動する

地球の公転軌道が楕円になっているということは、太陽と地球の間の距離が変わり、太陽の見かけの大きさが変化するということです。そして、同じことは月に対しても言えます。
すなわち、太陽と月の見かけの大きさの変化が、2種類の日食の原因ということでした。

余談

しかし、この第1法則、聞いた当初は驚きましたね。今まで地球は太陽の周りを真ん丸な軌道で回っているものだとばかり思ってましたから。ハレー彗星なんかはめちゃくちゃ楕円軌道なんですけど、当時は「ハレー彗星は彗星だから惑星である地球とは違う」などと考えてました。

*1:[http://www.youtube.com/user/NAOJchannel:title]とか[http://www.ustream.tv/channel/live-eclipse-2012-annular:title=LIVE!ECLIPSE 2012]とか。

*2:[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120518-OYT1T01241.htm:title]

*3:[http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/soecl/howto_pin.html:title]

*4:残りの法則については以下のサイトを参考にしてください。[http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0320a/contents/rekishi/answer06/index.html:title]